<<心の絵本>>
カバー   あかどん あおどん きいどん ISBN4-900656-62-3 
     
  作=みやじま ともみ 【タテ】 20cm
    【ヨコ】 21.5cm
    【本体価格】 760円
       
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むかしむかし、遠くの山奥に、3人の小さな鬼が住んでいました。 力持ちのあかどん、泣き虫のあおどん、くいしんぼうのきいどんは、ある日、おそろしい山犬にねらわれました。あおどんが、怖くて大声で泣きだすと、あんまり大きい声なので山犬はびっくりしてしまいました。 窓から顔を突っ込んだ山犬の鼻に、きいどんが思いっきりかじりつきました。山犬は、次に屋根の上からおそうことにしました。山犬の長い尻尾の先をつかんだあかどんは、力いっぱい引っ張ってズリズリと引きずり落としました。ついに山犬は退散して、二度とすがたをあらわしませんでした。 ページサンプル
◇作者から◇
古来より、鬼は怖いものと思われてきました。でも、もしかして、小さくてかわいい鬼がいたかもしれません。そんな小さな鬼たちが、困難に直面したときどうするか、というところからこの絵本がうまれました。未来には、どんなことが待っているのか、想像したり、夢みたりすることはとても楽しいことです。絵本のなかの未来にふれて、ときにたちはだかる険しい山や谷をのりこえていってくれたらうれしいです。

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